まつかわえりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川絵里のブログです。

家族のためのがんカフェ

昨日は、「家族のためのがんカフェ」を開催しました。
ご自身も「第二の患者」としてがんを体験してきた看護師の菱沼さんを、神戸で「がんカフェ」を開催している藤本啓子さんにご紹介いただいたのが2月。
それから、
 
対象は?患者さんとご家族?ご家族だけ?
定員は何人ぐらい?
やりかたは?
 
あーでもないこーでもないと打ち合わせを重ねてきました。
 
相談の結果、菱沼さん自身が「患者の家族」としてがんを経験された当事者であること、患者さんも参加する集まりは他にも岡山にあること、患者さんも参加する集まりではどうしても患者さんが中心になってしまうことから、今回は「家族」に対象を絞ることに。
対象がかなり絞られるうえ平日開催なので、人が集まるかどうか心配しましたが、山陽新聞でご紹介いただいたおかげもあって、満員御礼。
「今回は都合が合わないけど、参加したい」「協力したい」というお問い合わせもたくさんいただきました。
 
 
想定外のお問い合わせをいただいたり、やってみて「もうちょっとこうしたほうがよさそう」と反省点もありましたが‥‥‥まずはやってみてよかったと心から思いました。
 
患者さんであるご家族あるいは患者さん以外のご家族との治療方針のズレ、仕事との両立の難しさ、ひとりで家族を支えなければならない孤独やプレッシャー、家族ががんになることによって引き起こされる変化への戸惑い、周囲から寄せられる情報の波、痛みに耐える家族を見守るもどかしさ、患者さんの前で明るく振舞うように心がけなければという思ったり、それが悩んでないように誤解を与えてしまった‥‥‥etc.
ひとりではなく、何人もがん患者の家族をみてきたという方もいらっしゃいました。
「家族ががんになってから一度も泣いたことがない」という方が自分の気持ちを話して涙を流されるのをみてほっとしたり、よそで家族会やピアサポーターをしている方もまた、いち参加者として参加できるこのような場を求めているということがわかったり。
 
手探りで動くなか、こんなふうに、参加してくださったみなさんから、気づいていなかった自分の活動の意義を教えていただいたり感じさせていただけるのは、本当にありがたい。
 
ぶっちゃけ、まだ予算のことも含めてやり方については模索中ですが、うまくいくかどうかより、まずはこういう場があることが大事ということが、よくわかりました。
まだまだみなさん話し足りなさそうだし、手探りながら来月も開きます。

7月3日(火)に、闘病中のがん患者のご家族を対象した「家族のためのがんカフェ」を。
7月31日(火)に、がん患者さんのご遺族を対象とした「遺族のためのがんカフェ」を開きます。
詳細については、またイベントページが出来次第、お知らせします。
 
(土日の開催をご希望の方、申し訳ありません。土日は会場確保が難しいのと、菱沼さんとわたしの予定が合わないため、土日開催は今後の課題とさせてください。)