松川えりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川絵里のブログです。

「正しい子育てってあるの?」@高島公民館

本日、5月14日(月)は、高島公民館の哲学カフェ、ふたばカフェでした。

テーマは「正しい子育てってあるの?」。

 

もともとは、「正しい」について考えてみたいというご希望でした。

「正しいってどういうこと?」「絶対正しいことってある?」などもテーマ候補としてあがりましたが、みなさんと相談するなかで、大きなテーマなので、「正しい」について考えるとっかかりがほしいという声があり、「正しい子育てってあるの?」にしてみました。

 

「何が正しいかなんて子どもによってもちがうし、ケースバイケースだから、正しい子育てなんてないんじゃない?」という人と、「こういう子に育ってほしいと思って子育てしてきて、自分の子育ては正しかったのかな?と考えることもある」という人。

「人それぞれ流儀があるんだから、正しさを押し付けずそれを認めるべき」という人と、「正しいと思ったら、それを他の人にも伝えるべきじゃないか」という人。

それぞれの話をきいて、「いままで自分が、「自分の考えが正しくて相手が間違ってる」って思ってたことに気づかされた!」という人も。

 

途中、着物警察の例から「私、育児警察しちゃったたかも」、「ヴァイオリニストの五嶋みどりさんのような人が育つには、やはり親がすべきことをしてたからでは?」、「子どもが発達障害とわかってから、子育ての視点が『こうなってほしい』じゃなく子どもができることを考えるように変わった」といった話を交えながら、

「正しいって誰が判断するの?」

「正しく育てれば、『正しい子』が育つのか?」

「正しいと正解、正しさと正確さはちがう?」

「『こういう子に育てたい』というその『内なる正しさ』はどうやって形成されるの?」

といった問いをめぐって、考えました。

 

 

私は最初、「『こんな子になってほしい』と思ったような子になっているかどうか、考える」という話に共感しながら聞いていました。

それは、万人にとっての正解というわけではないという点で、「正解はないんじゃないか派」の意見とも相反するものではないだろうと思います。

しかし、みなさんと話すうちに、「でも、親が『こうなってほしい』と思ったのとちがっていても、いいこともあるよな」という気持ちが強くなっていきました。

「子育てのゴールは、子どもの幸せ」かもしれないけれど、親が思い描く幸せと子どもが思い描く幸せが一致しないこともある。

親からみたら「子育て、失敗した」と見える状態が、子どもにとっては幸せであることも‥‥‥。

そういう場合に、子どもが親にできることって何だろう?

子どもが「正しい」って思うことが、必ずしも正しいというわけでもないだろうし‥‥‥

もうちょっと考えてみようと思います。

おそらく私も、親が思い描いていた生活もしていないし、親が思い描いていた性格にもなってないので‥‥‥まさか娘が「てつがく」を生業にするとは想像してなかっただろうし。(^_^;

 

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

 

さて、ふたばカフェの今後の予定は、以下のとおりです。

どなたでも参加可能なので、ご都合・ご関心があえばぜひ。

 

6月12日(火)「ときめきって大事?」

7月5日(木)「自己主張する?しない?できない?」

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