まつかわえりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする〈てつがくやさん〉、松川絵里のブログです。

思考の地図を描く〜グリーングラスのコミュニケーション講座〜

昨日、2月15日(木)は、久しぶりのグリーングラス

学生時代からお世話になっている、神戸の元育児サークルです。

ここ数年は、2回に1回メンバーの方たちが哲学カフェの進行にチャレンジしているので、進行や日々のコミュニケーションのヒントになればと、年に数回、コミュニケーション講座を担当させていただいています。

 

 

今回は、前半は、前回の復習がてら質問ワーク。

この本から、「ぼくたち、みんな平等?」という問いについて答えを選んでもらったら、全員同じ答えを選んだのに、全然ちがう「平等」が出てきてびっくり!

自由って、なに? (こども哲学)

自由って、なに? (こども哲学)

 

 

 

後半は、「哲学カフェの進行をするとき、どう話をまとめたらいいのかわからない!」という悩みを受けて、「対話(思考)の地図を描く」と題し、対話中の迷子を解消したり、論点を抽出する練習をしました。

 

 

たぶん、哲学を専門的に学んだ者は、「哲学史」という仕方で、思考の道筋の大まかな地図というものを持っているんじゃないかなと思います。

さらに、自分なりの思想史を描く練習を積むことによって、思考の地図の描き方を習得しているので、地図を持っていないテーマであっても地図を描けたりする。

できなくても哲学カフェの進行ができないというわけではないだろうけど、哲学対話の進行をするうえで役立っている専門知の一つではあります。

(ということに、いろんな人から進行の悩みを聞いていて気づきました。)

 

その感覚を、哲学を専門的に学んだことのない人にどう伝えるか。

知れば即できるようになるものでも、一朝一夕で身につくというものでもないかもしれないけれど、今回一緒にトライすることで「思考の地図を描く」という感覚をいくらかは共有できた気がします。

 

 

ちなみに「思考の地図を描く」というイメージは、学生時代に読んだドゥルーズフーコー論(「新しい地図作成者」)や、ハイデッガーの「道標」という言葉から着想を得ています。

「これを読んで、なんで、そうなんねん!」とつっこまれそうですが、一応、参考資料としてご紹介(注:本の内容は哲学対話とは特に関係ありません)。

 

フーコー (河出文庫)

フーコー (河出文庫)

 

 

ハイデッガーは何を読んだんだったかなぁ。

創文社の全集第9巻は持ってないから、こっちな気がする。

形而上学入門 (平凡社ライブラリー)

形而上学入門 (平凡社ライブラリー)