ちょっとずつ、先月の対話をふりかえっています。
今日は、11月20日にフリーデザイン岡山で開催した哲学カフェ。
フリーデザイン岡山は、発達障害や精神障害など、生きづらさを抱えている人の「働く」をサポートする就労移行支援施設です。
ご縁があって、昨年の10月から月1回のペースで哲学カフェをさせていただいています。
前にも書きましたが、こちらは、利用者だけでなく、どなたでも参加OK!
①関心あるテーマや問題についてじっくり考える、だけでなく‥‥‥
②いろんな立場や考えの人と話すのに慣れる、
③施設と地域の境界をゆるめ社会に出やすくする、
など複数の効果が期待されています。
先月のテーマは、「個性って何?」。
ここ何回かのうちで一番盛り上がったのではないでしょうか。
哲学カフェでは「哲学できるかどうか」が問題なので、発言が多ければ多いほどいいってわけでもないけれど、やっぱりみんなでワイワイ言うのは楽しいですね。
「個性的な人って、変人?それとも???」
「個性はもって生まれるもの?少しずつ獲得していくもの?」
「環境が変われば、何が個性的かも変わる?」
「個性と個性的はちがう。個性は誰もがもっているけど、みんなが個性的なわけじゃない」
などなど、どの論点も興味深かった。
【12/6追記】「障害は個性か?」って論点も出てたのに、うっかり書きそびれてました。重要な論点なのに、大変失礼しました。
けど、私のなかでこの日一番の論点は、これ!
「個性的な美人は存在するか? 」
個性について、あちこちで哲学カフェをしたけど、この論点はなかったな〜。
たしか、「個性的って褒め言葉?」という話題から、「でも、個性的な美人っていなくない?」、「誰もが美人だと思う人は、個性的じゃない気がする」、「その『美人』って、好き嫌いとは別?」、「誰もが美人と認めるわけじゃないだろうけど、この顔好きだーっていうのはある」etc...
このあと、いったん「個性って何?」を離れて、「美人とは何か?」についてひとしきり議論しちゃいました。
「平安美人を美人って思ったことない!」と時代や社会によって、美人もちがうんじゃないかとか、「『客観的な美人』はいるのか」とかね。
いつも時間きっちりに終わるようにしているのですが、この日は勢いづいて数分オーバーしてしまいました。ごめんなさい。
次回は、12月20日(水)13:00〜14:00。
テーマは、「信じるってどういうこと?」です。