まつかわえりのてつがく日誌

はなして、きいて、かんがえるをお手伝いする哲学者、松川絵里のブログです。

ELCAP「ひらけ!お宝図書館」@江田島市能美図書館

再び時を遡り‥‥‥11月18日(土)は、ELCAPの活動で、広島県江田島へ行って参りました。

 

ELCAPとは、Etajima(江田島)×Local(地域)×Culture(文化)×Art(アート)×Philosophy(哲学)の頭文字。

江田島を中心にアート活動をしているELCAと哲学者(P)がコラボして、「誰もがアーティストであり、誰もが哲学者である!」を合言葉に活動しています。

昨年度に引き続き今年度も、マツダ財団から青少年の健全育成に関わる助成金をいただき、主に小学生を対象としたアート×哲学プログラムを実施。

これまでに、「おじさんを宇宙人にしてみよう!」、「山賊のお正月」、「ドラムでアロハ!」、「コラージュでLook at ME!」などを開催してきました。

 

今回の「ひらけ!お宝図書館」は、昨年度、馬小屋美術館で実施した「山賊のお正月」をリニューアルバージョン。

もともと、もともと馬小屋だったところを美術館にしちゃったサンダーさんにあやかって、みんなでお宝を持ち寄って展示しよう!というキュレーション企画でした。

小学1年前後の美術館にも行ったことのないかもしれない子どもたちと、一緒にキュレーションを楽しむにはどうしたらいいだろう?

メンバーで頭をひねり絞り出した結果、「山賊と海賊はお正月にあつまってお宝自慢をするのじゃ。みんなもお宝をもちよって、かっこよく飾るのじゃ〜!」という設定が生まれました。

そして今年度、地域の小さな図書館から「一緒に何かやりませんか?」というお声がかかり、「空間を活かす」という観点からこの企画をもう一度練り直すことに。

何度も何度もミーティングを重ね、こんなプログラムになりました。

 

Step1:お宝じまん!

まずはグループに分かれて、もってきたお宝を紹介し合い、それをヒントに「お宝ってなんだろう?」と考えます。

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ピュアな子ども心あふれる、らいおん丸チーム

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アダルトな魅力のにじむ、なぁりぃチーム

もともと、保護者と一緒に車で来る子が多い場所なので、親子それぞれ、互いに干渉せず思い切り楽しめるようにと発案されたチーム分けですが‥‥‥子ども/大人の区分基準は、実年齢ではなく中身!

 

 

Step2:図書館たんけん!〜図書館博士とともに〜

 図書館ハカセ(司書さん)に図書館を案内してもらいます。

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ふだんは入れない書庫にも潜入!

 

Step3:お宝をかざろう!

図書館の全体像がわかったら、自分のお宝にふさわしい場所を探して、飾ります。

 

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タイトルと名前を書いたキャプションをつくって〜(モデル:たかち〜代表)

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お宝とキャプションを飾って〜(モデル:たかち〜代表のお宝)

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お宝の在り処も、地図にかいておこう!

 

Step4:お宝ツアー!

図書館の地図を片手に、みんなが飾ったお宝を鑑賞してまわります。

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「どうしてここに飾ったの?」など質問しながら、お宝鑑賞ツアー

 

企画中、ELCAPメンバーからは「開館中に探検したり、自習スペースのそばで作業するのは、他の来館者の邪魔にならないか」という懸念もあったのですが、「そこは、むしろ、来館者も巻き込むぐらいのつもりで思い切りやっちゃってください!」という図書館博士(司書さん)の頼もしすぎるお言葉。

その言葉のとおり、たんけん中や、お宝の展示作業をしているあいだに、「なにやってるの?」、「私も参加したい!」と関心をもってくれる子もちらほら。

参加以外の地域の人たちとの交流も、この企画の旨味となりました。

 

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私、らいおん丸のお宝

前に行った企画を練り直すことでプログラムもだいぶ洗練されてきたし、事前に「私にとって、お宝ってなんだろう?」と考えるのも毎回楽しいので、また機会があればやりたいな〜。

今回はお宝をもってこなかった保護者の方も、次回はぜひお宝持参でご参加いただければ!